ビクター・フランクルは、人間の苦しみは、三つのカテゴリーに分類できると言った。 1.痛み、2.罪悪感、3.変化、である。
昨年の暮れ、競売によりカトリック教会に買い取られたクリスタル・カテドラルの創立者シューラー牧師夫妻は、たいへんなストレスにさらされている。しかし、牧師となったシューラー三世は祖父母に言った。「近い将来、いろいろな変化が起こるかもしれないけれども、(礼拝の最初に必ずシューラー博士が宣言した)『この日は主が造られた。喜び楽しもう』の御言葉で、どれだけ多くの人たちが、自殺を思いとどまったことでしょう。そして、起業しようと決意できた人たち、先生になったり、学位を取得し、苦しみや痛みを乗り越えた人たちが数え切れないほどいました。これらの功績は決して変わることはないし、失われるものではありません。この教会のお陰で、死んでいたはずの何千人もの人々が今、生きているのです。」と。 人生での善い行いは永久に残り、その影響力は、それを成し遂げた人が死んだ後もずっと広がって行く。クリスタル・カテドラルの会衆は、まもなくその建物から出ていかなければならない。しかし、そこで起こった出来事を目撃した人たちの感動は、いつまでも残ることになる。(クリスタル・カテドラルは、カトリック教会となり、エキュメニカル(全キリスト教会)な祈りの場となる。)物事は変わり、人は変わっても、イエス様は昨日もきょうも、そして永遠に変わることがないからである。そのイエス様によって神の子とされる福音は、私たちを、この世の攻撃に立ち向かわせる力となる。